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ドラマ「リバース」が、ひどい?犯人ネタバレも解説

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ドラマ「リバース」は、視聴者の間で「ひどい」と評価されることがある一方で、深いテーマや緻密なストーリー展開が高く評価されています。

本記事では、視聴率に表れない作品の魅力や、犯人ネタバレを含む物語の核心部分を詳しく解説し、なぜこの作品が一部で「ひどい」と言われるのか、その背景を探っていきます。

記事のポイント

  • リバースが「ひどい」と言われる理由
  • 主人公やキャストに対する視聴者の評価
  • ドラマと原作の違い
  • 告発文と広沢の死の真相

ドラマリバースがひどいと言われる理由

・「リバース」がひどい?
・リバース:良評・悪評
・視聴率に現れない作品の良さ
・湊かなえ作品の魅力や特徴
・ドラマと原作:結末の違い

「リバース」がひどい?

ドラマ「リバース」がひどいと評価される理由は、いくつかの要因が絡み合っています。

1. 重すぎる物語展開

まず挙げられるのは、物語の展開が重いと言われることです。

また、湊かなえ作品特有の「イヤミス」(嫌な気分になるミステリー)というジャンルは、後味の悪さや暗いテーマが特徴です。こうした要素が苦手な視聴者には、ドラマ全体が「重すぎて辛い」と感じられるため、「ひどい」との評価につながりやすいです。

2. 主人公のキャラクターと演技の違和感

主人公・深瀬和久を演じた藤原竜也さんの演技も賛否が分かれるポイントです。

藤原竜也さんは強烈なキャラクターを演じることで知られていますが、今回は気弱で冴えないサラリーマン役に挑戦しました。

この新しい役どころに対し、一部の視聴者は「過剰」な演技と感じたようで、これが「ひどい」と感じる要因の一つとなっています。

3. ストーリー展開の遅さ

さらに、ストーリーの進行がゆっくりと感じられる点も理由の一つです。緻密に描かれる人間関係や伏線回収があるため、テンポが遅いと感じる視聴者も多く、これが視聴者の期待とズレる原因となっています。

これらの要因から、「リバース」は一部の視聴者にとって「ひどい」と感じられることがありましたが、これは作品の特性や視聴者の好みの違いによるものと考えられます。

▼評判も確認してみましょう

リバース:良評・悪評

ネット上の評判をまとめました

良評

  • 藤原竜也さん戸田恵梨香さんと小池徹平さんの演技が特に印象的
  • 物語が進むにつれて引き込まれ、最後まで楽しめた
  • 原作小説を読んだ視聴者も、ドラマ版の出来を高く評価
  • 人間ドラマが魅力的で、感動的なシーンが多い
  • 結末が切なく、やるせない感情が残るが、視聴して良かったと感じる
  • キャストの演技力やキャラクターの設定が好評
  • 湊かなえ作品らしい絶望感の中にも希望を感じられる部分がある

悪評

  • 最終話が蛇足で、9話で終わらせた方が良かった
  • 藤原竜也の演技が過剰で、シリアスな作風が入りにくいと感じる
  • キャラクターの年齢設定が現実的に見えず、違和感を覚える
  • 湊かなえ作品らしいが、後味の悪い結末に不満を感じる
  • 原作と内容が異なる点があり、原作ファンには不満が残る

調査すると良評が多く、悪評を探すのが大変でした。

良評では『楽しかった』の評判が多かったです。

視聴率に現れない作品の良さ

▼リバース視聴率
話数視聴率 (%)
1話10.3
2話6.3
3話10.5
4話8.6
5話9.0
6話7.4
7話7.3
8話7.5
9話10.4
最終話10.2
平均視聴率8.8

ドラマ「リバース」は視聴率こそ高くなかったものの、その作品としての質は非常に高く評価されています。

視聴率だけでは測れないドラマの魅力には、緻密な脚本、キャストの卓越した演技力、そして深いテーマが挙げられます。

緻密な脚本と深いテーマ

まず、このドラマの脚本は、湊かなえさんの原作を基にした巧みなストーリーテリングが特徴です。原作の持つ「イヤミス」特有の不安感や緊張感を見事に再現しつつ、ドラマならではのオリジナル要素も加えられており、視聴者を飽きさせません。

特に、登場人物たちの心理描写が非常に繊細であり、彼らが抱える葛藤や罪悪感がリアルに描かれているため、視聴者は物語に深く引き込まれます。

視聴率に左右されない本当の評価

視聴率が低迷しても「リバース」は視聴者の心に深く残る作品です。視聴率は確かに一つの指標ではありますが、ドラマの真の価値は、その内容や視聴者に与える感動や考えさせられるテーマにこそあると思います。

湊かなえ作品の魅力や特徴

湊かなえ作品の最大の魅力は、彼女の作品が「イヤミス」と称される独特のスタイルにあります。「イヤミス」とは、読後に嫌な気分が残るミステリーのことで、湊かなえさんはその第一人者として知られています。

彼女の作品では、予測不可能な結末と、人間の暗い部分を巧みに描写することで、読者を強烈に惹きつけます。

登場人物の心理描写

作品は単なるミステリーではなく、登場人物の心理描写に大きな重点を置いています。

各キャラクターの複雑な心の動きや、表面には見えない内面の葛藤がリアルに描かれており、読者は物語に引き込まれながら、登場人物たちの真意を探ることに没頭します。

この心理描写の深さが、物語をより立体的で奥深いものにしているのです。

緻密な伏線と満足感

さらに、湊かなえさんの作品は、物語全体に張り巡らされた緻密な伏線が特徴です。ストーリーが進むにつれて、その伏線が一つ一つ回収されていき、最終的に全てが繋がる瞬間には、驚きと共に大きな満足感を得られます。

このパズルが完成するような感覚が、湊作品の醍醐味と言えるでしょう。

読後の余韻とテーマ性

物語が終わった後も強く心に残るテーマ性が特徴です。人間の本性や社会の暗部に対する問いかけが含まれており、読者は読み終えた後もそのテーマについて考えさせられることが多いです。

この読後の余韻が、湊かなえ作品の持つ独自の魅力をさらに引き立てています。

湊かなえ作品一覧(映像化作品含む)

▼スライド出来ます➡➡➡

作品名出版社映像化年主演
告白双葉文庫2010年松たか子さん
Nのために双葉社2014年榮倉奈々さん
白ゆき姫殺人事件集英社文庫2014年井上真央さん
夜行観覧車双葉社2013年鈴木京香さん
贖罪双葉文庫2012年小泉今日子さん
少女双葉社2016年本田翼さん
山本美月さん
リバース講談社文庫2017年藤原竜也さん
母性新潮文庫2022年戸田恵梨香さん
高校入試KADOKAWA/角川書店2012年長澤まさみさん
参考:Wikipedia

補足

  • **「告白」**は、湊かなえ作品の代表作であり、第6回本屋大賞を受賞しています。
  • 湊かなえの作品は、その多くが映像化されており、人気作家であることがわかります。
  • 上記以外にも多くの作品があり、今後も映像化される可能性があります。

ドラマと原作:結末の違い

「リバース」のドラマ版と原作では、結末に明確な違いがあり、それぞれが独自の魅力を持っています。この違いは、物語全体の印象や視聴者・読者に与える感情に影響を与えています。

原作の結末

原作「リバース」では、主人公・深瀬和久が過去の親友・広沢由樹の死に関わる真実にたどり着きます。物語は、広沢の死が事故ではなく、深瀬自身の過失によるものであったことが明らかになり、深瀬がその罪と向き合う形で終わります。

広沢を救えなかった後悔と、自分の罪を背負い続ける深瀬の姿が強調され、読後に重く、胸に突き刺さるような余韻を残します。

ドラマの結末

一方で、ドラマ版「リバース」は、原作の結末に加えて、オリジナルの展開を取り入れています。

特に、原作の結末後にあたる部分が描かれており、深瀬が自らの罪を公に告白し、周囲の人々との関係性が再構築される様子が描かれます。

ドラマでは、深瀬が罪を認めるだけでなく、その後の人生でどのように償いをしていくかが強調されており、より希望を持たせるような終わり方になっています。

この結末は、視聴者に対して「贖罪」と「再生」というテーマを前面に押し出しており、原作に比べて救いのある印象を与えています。

結末の違いが与える影響

原作は、深瀬の罪の重さを強調し、読者に後味の悪い感覚を残すのに対し、ドラマ版はその罪をどう乗り越え、前に進んでいくのかに焦点を当てています。

この違いにより、原作はよりダークで心理的な余韻を残す作品としての評価が高く、一方のドラマは、視聴者に対して希望や救いを感じさせる内容となっています。

どちらの結末も物語の核心を深く掘り下げていますが、そのアプローチと視点の違いが作品全体の印象を大きく変えています。

これにより、原作ファンもドラマ視聴者もそれぞれに異なる体験を味わえる構成になっています。

ドラマ『リバース』ひどい?犯人ネタバレ

林雪の中にログハウス
イメージ画像:ドラマ部屋作成

・「リバース」の概要と魅力
・告発文を送ったのは誰?
・広沢由樹が死んだ理由と経緯
・最終回 窪田正孝の特別出演

「リバース」の概要と魅力

物語の中心は、平凡なサラリーマンである深瀬和久(藤原竜也さん)が、大学時代の親友・広沢由樹(小池徹平さん)の謎の死に直面し、過去の出来事と向き合う姿を描いています。

友情や罪の意識、隠された秘密をテーマに展開されるこの物語は、視聴者を最後まで引き込むサスペンス要素に溢れています。

物語のスタートと展開

物語は、深瀬の静かな日常に突然舞い込んだ告発文「深瀬和久は人殺しだ」という一言から動き出します。

この告発文をきっかけに、彼は自分が抱えていた秘密や、広沢の死に隠された真実を追求することになります。

深瀬の過去の行動がどのように現在に影響を与えているのか、物語が進むにつれて明らかになっていきます。

人間関係の複雑さや、徐々に明らかになる秘密が視聴者を引き込むこの作品は、結末まで予測不可能な展開で、視聴者に強いインパクトを与える内容となっています。

告発文を送ったのは誰?

主人公・深瀬和久に「人殺しだ」という告発文を送ったのは、意外にも深瀬の恋人である越智美穂子(戸田恵梨香さん)です。

美穂子は、過去に広沢由樹と恋愛関係にあり、彼の死に関する真相を知りたいと強く願っていました。その思いから、美穂子は深瀬に近づき、真実を明らかにしようとしたのです。

告発文の動機

美穂子が告発文を送った理由は、単なる復讐ではありません。彼女は広沢の死に関して疑念を抱いており、真相を知りたい一心で、深瀬とそのゼミ仲間たちの罪の意識を揺さぶることを試みました。

告発文を送ることで、彼らが自ら事件に向き合い、隠されていた真実を明らかにするよう促したのです。

美穂子の葛藤

美穂子の行動には、深瀬への本物の愛情と、広沢の死の真相を知りたいという強い欲求の間での葛藤が見られます。彼女は深瀬に恋愛感情を抱きながらも、彼に真実を突き止めさせるため、あえて告発文を送りました。

この行動は物語に緊張感を与え、視聴者を物語の核心へと引き込んでいきます。

物語の核心への導入

最終的に、美穂子の告発文が、物語の大きな転換点となります。彼女の行動は、広沢の死に関する真実を解き明かすきっかけとなり、物語全体の展開に深い影響を与えました。

この告発文を通じて、視聴者は登場人物たちの複雑な心理や、人間関係の絡み合いに引き込まれることでしょう。

広沢由樹が死んだ理由と経緯

雪原の中車に向かう一人の男性
イメージ画像:ドラマ部屋作成

結論として、広沢由樹を直接的に「殺した」犯人はいませんが、彼の死の原因を作り出したのは、主人公・深瀬和久の無意識な行動でした。

大学最後の旅行

大学最後のスノーボード旅行に出かけたのは、深瀬和久(藤原竜也)、広沢由樹(小池徹平)、浅見康介(玉森裕太)、村井隆明(三浦貴大)、谷原康生(市原隼人)の5人。

目的地は村井の別荘でしたが、村井が遅れることになったため、4人で先に別荘へ向かいました。運転免許を持っていたのは広沢と浅見で、2人が交代で運転しながら、楽しくドライブして別荘に到着します。

到着後、谷原が乾杯しようとビールを取り出しましたが、お酒が苦手な深瀬と広沢は断りました。しかし、谷原に強要され、広沢は飲むことを決意します。

その後、4人で晩餐を楽しみ、お酒の影響で横になる中、電話が鳴ります。

電話は、村井隆明(村井の妹・明日香(門脇麦)とともに)からで、駅に到着したので迎えに来るようにとのこと。

別荘から駅まで車で15分かかるが、吹雪のためタクシーが使えません。浅見は内定が決まっていたため、飲酒運転を恐れ、まだ内定が決まっていない広沢に迎えを頼み、広沢が向かうことになりました。

広沢の死の原因

水筒に蜂蜜を入れる男性
イメージ画像:ドラマ部屋作成

広沢がお酒を飲んでいたことを心配した深瀬は、眠気覚ましとして広沢にコーヒーが入ってる水筒を渡します。

深瀬と広沢は親友で、以前からコーヒーに広沢の実家で作られた蜂蜜を入れて飲んでいました。今回も、道中で購入した蜂蜜を使ってコーヒーを渡しましたが、この蜂蜜が広沢に深刻なダメージを与えることになります。

道中で購入した蜂蜜は蕎麦の花から作られたもので、蕎麦アレルギーを持つ広沢に致命的なアナフィラキシーショックを引き起こし、広沢は苦しみながら崖から転落し、最終的に命を落としました。

アナフィラキシーショックで死んだのか、転落して死んだのか真相は不明です。

車と広沢発見現場が離れていた理由

飲酒運転で広沢が単独事故を起こし、車外に投げ出され川で流されたと思われた事故の真相は、実は違っていました。

広沢が車に向かうと、車にエンジンをかけている窃盗団に遭遇します。「その車は友達の車です」と広沢は伝えますが、窃盗団の仲間が吹雪で来れないことになった為、窃盗団はそのまま車を発進させようとます。

その時、広沢は苦しみ始めましたが、窃盗団は無視して車を走らせました。10キロほど離れた場所でスリップ事故を起こし、出血し血痕が車内に残ったため、証拠隠滅のために車に火をつけ、崖から落としました。

深瀬の罪悪感と向き合い

この事実が明らかになったとき、深瀬は大きなショックを受けます。広沢が蕎麦アレルギーであることを知らなかった深瀬は、意図せず広沢の死を招いてしまったことに深く苦しみます。

この重い現実と向き合いながら、深瀬は自らの過ちを受け入れ、広沢の死を乗り越える決意を固めます。

人間関係が生んだ悲劇

広沢由樹の死は、単なる事故というよりも、無知やすれ違いが生んだ人間関係の悲劇と言えるでしょう。

この結末は、人間の弱さや運命の皮肉さを強く訴えかけ、深い感慨を視聴者に与えます。物語を通じて描かれるこの悲劇は、リバースの核心部分であり、視聴者に深い印象を残します。

最終回 窪田正孝の特別出演

最終回では、俳優の窪田正孝が特別出演しています。この出演は、湊かなえさんの別の作品「Nのために」とのクロスオーバーとして、大きな話題を呼びました。

窪田正孝は「Nのために」で成瀬慎司という役を演じており、「リバース」の最終回でそのキャラクターとして再び登場します。この演出により、湊かなえ作品のファンにとっては驚きと喜びが詰まったサプライズとなりました。

湊かなえワールドの広がり

彼が演じる成瀬慎司というキャラクターは、「Nのために」で描かれた物語の重要人物であり、その存在が「リバース」の世界観に新たな深みをもたらします。

このクロスオーバーにより、湊かなえ作品全体のつながりが感じられ、物語にさらなる広がりを持たせることに成功しました。

ファンにとっての特別な瞬間

最終回での窪田正孝の登場は、「リバース」のストーリーに直接関わるものではありませんが、視聴者にとっては特別な瞬間です。

この演出により、湊かなえさんの他作品を知るファンは一層楽しめ、ドラマ全体の印象が深まる結果となりました。

最終回は、単なる物語の締めくくりではなく、湊かなえワールドの一部として、視聴者に強い印象を残すものとなっています。

ドラマ「リバース」が、ひどい?犯人ネタバレも解説:総括

記事のポイントをまとめます

  • 一部の視聴者にとって、ドラマの内容が心理的に重く、視聴を続けるのが辛くなる場合がある。
  • 湊かなえ作品特有の暗いテーマが全面に出ており、後味の悪さを感じる視聴者も多い。
  • 主人公・深瀬和久を演じる藤原竜也のキャラクター設定に違和感を抱く視聴者がいる。
  • 緻密で複雑な人間関係が描かれており、登場人物の関係性が理解しづらい部分がある。
  • 藤原竜也の演技が過剰だと感じる人もおり、賛否両論がある。
  • 「イヤミス」と呼ばれる後味の悪いミステリー展開が特徴で、好みが分かれる。
  • 原作とドラマの結末が異なり、それぞれの違いが視聴者に新たな視点を提供している。
  • 物語全体に緻密な伏線が張り巡らされており、それが最後に見事に回収される。
  • 最終局面での主人公の成長や贖罪の姿が、視聴者に深い感動を与える。
  • ドラマの視聴率は高くないが、作品としての質は視聴者から高く評価されている。
  • ドラマ版には、原作にはないオリジナル要素が加わり、独自の魅力を持っている。
  • 最終回では、湊かなえの別作品「Nのために」とのクロスオーバーがあり、ファンの間で大きな話題となった。
  • 視聴後には深い余韻が残り、その重さと感動が視聴者の心に強く残る作品である。

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